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「憎まれっ子世にはばかる」

子供の頃から「世にはばかる」=「遠慮する」だと思っていたので、このことわざはおかしいと思っていた。
NHKの「気になることば」でやっていた。
それによると、やはり「はびこる」との間違いだったのが、ことわざの一般化により、現在では辞書にも「はばかる=はびこる」と出ているとのこと。

ちなみにATOKの広辞苑では
  (3) 幅をきかす。のさばる。「憎まれっ子、世にーー・る」
となっている。
 
憎まれっ子はなぜ“はばかる?”

「憎まれっ子世にはばかる」ということわざがありますが、“はばかる”の使い方に違和感があります」とお便りをいただきました。これは、“周囲から嫌われるような人間がかえって世間では幅を利かすものだ”という意味ですね。しかし、普段、私たちは「はばかる」ということばを、「世をはばかる」「人目をはばかる」など、「敬遠する/遠慮する」という意味で使いますよね。どうしてなのでしょう。もともと、この「はばかる」は奈良時代から使われていることばで、「敬遠する/遠慮する」という意味しかありませんでした。似たことばに「はびこる」がありますよね。「はびこる」には、「いっぱいに広がる」「のさばる/蔓延する」という意味があります。どうやら、室町時代頃から、この「はびこる」と「はばかる」が混同して使われるようになり、「はばかる」も「のさばる」という意味で使われるようになっていったようです。実際、江戸時代には「憎まれ子世にはばかる」と「憎まれ子世にはびこる」の両方の言い方が使われていたのですよ。ところで、このことわざのもともとの形は「憎まれ子世に出づる(いづる)」だったとも言われています。「腕白な子供が、後々出世して名を成す」という意味だったのです。必ずしも悪い意味のことわざではなかったのですね。
気になることば NHK 2月27日(火)